コラム|新横浜で歯科をお探しの方は【横浜アリーナ前歯科】まで

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インプラントってどのくらいもつの?

横浜アリーナ前歯科、院長の河合です。
 
今日はインプラントがどのくらいもつのか、という内容でお話しさせていただきます。
疑問に思われている方も多い内容ではないでしょうか?
 
 
インプラントが抜けてしまう原因としては、主に以下のようなことが考えられます。
 
1.インプラントが骨とそもそもつかなかった(オッセオインテグレーションしなかった)
2.インプラント体の破折
3.インプラント周囲炎
 
1の、そもそもつかなかったということに関して考えらえれる原因としては、骨の質が良くなかった、あるいはその場所にもともとあった歯の菌がまだ生存していて、それが悪さをした、または隣の歯の根の先が膿んでいて、その菌から感染してつかなかったなどが考えられます。
 
1の場合はそもそも最初からつかなかったということなので、「入れてからどのくらいもつのか」という疑問には答えていないですよね。
 
骨とついてからインプラントが抜けてしまうのは、主に2と3が原因となると思いますが、2のインプラント体の破折に関しては患者さんサイドで予防するのは難しいと思います。これは咬合の管理が必要なので歯科医院に来院してもらいチェックしていただいた方がいいでしょう。
 
 
最もインプラントを除去する原因で多いのは3のインプラント周囲炎と考えられます。これは、インプラント版の歯周炎と考えていただければわかりやすいと思います。
 
インプラントも歯周炎になるの??と思われるかもしれません。そうなんです。インプラントもなります。むしろ、自分の歯よりも歯周炎に弱いと考えられます。
そのため、患者さんの適切なプラークコントロールや、メインテナンスが必要です(これはインプラントにかぎりませんが)。
 
ちなみに、系統的なメインテナンスに来ていただいているインプラントに関しては、10年間の機能下でインプラント周囲炎の治療の必要があったものは約47%だったという文献もあります。
 
さて、タイトルの件ですが、実際インプラントがどのくらいもつのか、ということについてお話させていただきたいと思います。
 
インプラントの生存率(残存率)を調査した文献によると、全身疾患がコントロールされ、きちんとリコールにきていただけている患者を調査したところ10年後インプラントが残っている確率は約96%、20年後は約91%でした。
 
 
そのため、適切に管理されていればインプラントはそのくらい使えるものであるということができるのではないでしょうか。