子どもの口臭の悩みについて~中高生の口臭の原因と予防~
皆さん、こんにちは。
新横浜の「横浜アリーナ前歯科」です。
中学生・高校生は、口臭が強くなる時期です。
思春期のお子さんをもつ親御さんは、ふとした瞬間にお子さんの口臭に気付いて、驚くことがあるかもしれません。
「こんなに臭くていじめられたりしない?」と心配になるかもしれませんが、お子さん自身も気にしているかもしれません。厳しく指摘して傷つけないように配慮してあげましょう。
心身が急激に成長する第2次性長期にあたるこの時期は、成長ホルモンや性ホルモンが活発化するため、口臭や体臭が急に強くなり、独特のにおいを発します。
お子さん自身も人知れず悩んでいるかもしれませんが、この悩みは誰もが通る道。実は同世代の友達みんなにも共通する悩みであるということを知ってください。
それなのににおいに個人差があるのは、体質の問題もあるでしょうが、それだけではありません。ひと工夫すれば、思春期特有のにおいを抑えることは可能です。
思春期は気持ちが揺れやすく、デリケートな心を抱えてストレスがたまりがち。そんな心身のストレスも、口臭悪化の原因です。
受験勉強のため睡眠不足になったり、朝起きられず朝食を抜いて栄養不足になったり…そんな生活習慣の乱れからも、口臭や体臭が悪化しやすくなります。
アレルギー性鼻炎などから鼻で呼吸できず、ついつい口呼吸に…といった場合も、口臭悪化の原因になります。
口呼吸で口内が乾燥すると、唾液の分泌量が減るので、口臭の原因になる悪玉菌に対する殺菌・浄化作用が弱まり、口臭が悪化するのです。
思春期はどうしても口臭や体臭が強くなる時期ですが、そんな時も以下のことに気を付けると口臭を改善できます。
・歯磨きをこまめに行う(食後と就寝前がおすすめ)
・夜更かし厳禁(睡眠を確保して免疫力を高める)
・栄養バランスのよい食事(インスタント食品やスナック菓子を食べ過ぎない)
・口呼吸をやめて鼻呼吸に戻す(唾液の分泌量を増やして口内を清潔に保つ)
・水分補給(1日2~3リットル程度の十分な水分補給が必要)
・適度な運動(運動で汗をかいて臭いを体から発散させる)
・ストレスを溜めない(1日1回はリラックスタイムをつくる)
横浜アリーナ歯科では、日本歯周病学会の認定医である院長のもと、専門性を活かした診療をご提供しています。
口臭は、歯周病や虫歯など、口内に原因があって発生していることが多いのですが、初期の歯周病は自覚なく悪化しやすいので要注意です。
生活習慣の改善に留意しても口臭が改善されない場合は、遠慮なく当院にご相談ください。